(大阪市大正区)浴室リフォーム
タイル貼の在来浴室からユニットバスルームへリフォームしました。
目次
- ○ 現況
- ○ 先ずは解体工事
- ○ 土間モルタル打設
- ○ この機会に必ず柱等の構造のチェックもしましょう
- ○ 柱、梁の補強
- ○ ユニットバスの組み立て
- ○ 完成
- ○ まとめ
現況
築40年程の戸建て住宅のお風呂のリフォーム工事をご紹介いたします。
タイル貼で特に冬場はとても寒く、水漏れ等もありリフォームをご依頼いただきました。
先ずは解体工事
既存の浴室の必要な個所を解体していきます。
このときに使用する電動チッパー(電動ハンマー)は振動と大きな音、ホコリが出ますので出来る限り埃が飛び散らないようにしっかり養生、集塵機で埃を吸いながら作業を進めていきます。
土間モルタル打設
解体が終わると、次のユニットバスの高さに合わせて土間のモルタルを打設します。
バリアフリーになるように高さの調整が必要です。
この機会に必ず柱等の構造のチェックもしましょう
やはりというか、柱が腐って無くなっていました。
それどころか、シロアリが昇って行ったのでしょう、梁も一部無くなっており危険な状態になっていました。
土台、柱、梁の補強が必要ですので急遽構造の補強工事を行っていきます。
柱、梁の補強
築年数が経った戸建て住宅の1階にある在来浴室の場合は防水が施工されていないことが多いです。
その場合は必ずと言ってよいほど浴室廻りの木材が腐食(若しくはシロアリ被害)しています。
ユニットバスを設置してから補強工事を行う事は大変困難になる為、この機会にきちんと補強することが大事です。
今回は土台を基礎ブロックと強固に固定し、柱・梁を補強金物を使用して補強しました。
ユニットバスの組み立て
いよいよユニットバスの組立です。
今回は既存のお風呂のサイズに合わせてオーダーできる、タカラスタンダードのぴったりサイズエメロードを採用致しました。
組立は1日ででき、壁はホーロー素材ですので磁石がくっつきます。
棚の位置など自由に変更できるため、大変使い勝手の良いお風呂になります。
最近では100均等でも磁石素材のタオル掛けやシャンプー入れなども販売されており、ご自分でアレンジできるのも嬉しいですね。
完成
ユニットバスが設置されたら、あとは入り口の枠を取り付けて、クロス貼り、電灯などの接続工事を経て完成です。
今回は着工から9日間の工事でした。
ユニットバスからユニットバスへの取替の場合は4日~5日程で出来上がりますが在来浴室からの場合は7日~9日程必要になります。
お掃除などのお手軽性は勿論の事、断熱も施されている為特に冬場はとても快適に入浴して頂けます。
まとめ
今回は在来浴室からユニットバスへ入れ替えたリフォーム工事の現場をご紹介いたしましたが如何だったでしょうか。
見た目が綺麗になる以上に性能の面でもユニットバスへの入れ替えをお勧めします。
特に高齢者が住まわれる住宅の場合は急激な温度差でヒートショックを起こしてしまい、浴室で溺死する事故が多く報告されています。
ヒートショックとは、急激な温度差による血圧変動が引き起こす健康障害のことで、めまいやふらつき、意識障害、心・血管疾患などの症状を引き起こす要因となります。特に冬場は同じ自宅内でも場所によって温度差が大きく、暖かい居室から冷えた脱衣所に向かい、裸になって熱い湯に浸かると、ヒートショックが起こりやすくなります。
実際、自宅の浴槽でおぼれた高齢者が救急搬送される事例の7割以上は、12月~2月の冬期間に集中していますので、ヒートショックは特に気を付ける必要があります。
タイル貼の在来浴室をご利用の方は是非一度ご検討してみては如何でしょうか。