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戸建て住宅とマンションで使うフローリングは何が違うの?そんな疑問にお答えします

マンションと戸建て住宅では同じフローリングといっても使う材料は全く異なります。ではマンションで使うフローリングって戸建てのフローリングと、どんなところが違ってて、どのような特徴があるのでしょうか?今回はその違いについて解説いたします。

目次

戸建て住宅とマンションのフローリングはここが違う

皆様は現在どのようなお家に住まわれていますか?
小さい頃からずっと戸建て住宅に住んでいるよ。
私はマンションにしか住んだことないわ。
人それぞれ、ライフスタイルは違いますよね。
お住いの環境が違うとそこに使われる建築材料も当然変わってきます。
特にマンションなどの2階以上にお住いの場合、階下に他の住民さんがお住まいになられています。
当然階下への配慮、特に生活音には配慮がなされなければなりません。
ですので、マンションなどの集合住宅に使用される床材には裏面に防音材が付いており、戸建てのフローリングに比べてクッション性がある(フワフワする)のが特徴です。


フワフワの原因は緩衝材。では防音等級とは?

マンションにお住いの皆様はリフォームを思い立ち、管理組合に工事申請に行ったときに管理人さんから「フローリングはLL-45を使用してくださいね」って言われたことはありませんか?
これは人が不快に思う衝撃音の中でも硬く、耳障りで不快感の募りやすい「軽量床衝撃音(LLで表示)」の遮音性能の事を指しているんですね。
逆に子供が飛び跳ねた時などに発生する重くて鈍い音は「重量床衝撃音(LHで表示)」といい、こちらはマンション新築時の床コンクリートの厚みなどに左右されます。

このL値は数が小さいほど防音性脳が優れており、今現在よく使われているのはLL-45のフローリングが主流ですが中にはLL-40しかダメってマンションもあります。LL-40の方が遮音等級が上がるのでLL-45に比べると遮音性能に優れますが普段流通しにくい分お値段はお高めになります。

集合住宅でのリフォームは階下の方や近隣さんと、後々トラブルにならないように使用する材料は特に注意して選定してくださいね。

他にもいろいろあるフローリングの種類

ここまで大きく分けて、戸建て住宅のフローリング、集合住宅用のフローリングの違いを解説いたしましたが他にもフローリングの種類はあります。
こちらは主に戸建てで既存のフローリングの上に張る、いわゆるリフォームフロアと言われるもので、通常厚みが12㎜から15㎜あるフローリングに比べて2㎜から6㎜と既存のフローリングの上に張っても段差が気になりにくい厚みで仕上げるもので、メリットとして既存の床を捲る手間が不要になるので工期の短縮、費用の削減につながります。
デメリットは施工箇所とそうでない箇所にリフォームフロアの厚み分の段差が出来てしまう事ですね。
その段差を解消する段差見切りなど専用部材も併せて各メーカーから出ていますので、施工する場合は業者さんにご相談してみてくださいね。

まとめ

如何でしたでしょうか、今回は戸建て、マンションで使うフローリングの違いにスポットを当てて解説させて頂きました。
他にも戸建てで使用するリフォームフロアも少し解説いたしましたが、特にマンションの場合は管理組合などで独自のルールが決められていることがあり、なかなか普段こう言うことに携わっていないと理解しにくいこともあるかと思います。
リフォームをご検討の際は、少しでも疑問に思うことがあれば遠慮なく業者さんに質問をぶつけてくださいね。